人工透析内科

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人工透析内科

当院での透析をご希望の方へ

はじめに

透析導入後、元気に生活できる期間を少しでも長くするには、日々の透析管理が重要になります。当院では、腎臓・透析・総合内科専門医である院長が、経験豊富な看護師長、臨床工学技士長、その他スタッフとともに、1人1人に合った透析治療を提供するよう努めております。週3回の通院は決して楽ではありませんが、一緒に頑張りましょう。

当院がご評価いただいている点
  • 院長が日々の透析回診、病状把握、検査データ確認を行うので、「回診医によって説明や方針が違う」という状況にはなりません。
  • 内科診療も行っており、幅広い疾患に対して適切な治療・検査・提案が可能です。透析がない日に熱が出た場合には、院内の発熱外来で対応させていただきます。
  • 院長が東北大学腎・高血圧・内分泌科出身のため、応援医師も腎臓病、高血圧、糖尿病などに精通しています。
透析通院開始までの流れ
透析を始めたばかりの方

多くの場合、病院の医療連携室や主治医を通じてご紹介いただくことになります。ご不明点がございましたら、お電話でお気軽にお問い合わせください。事前見学も随時受け付けております。

他院で透析を継続中の方

通院中の医療機関からの診療情報提供書(透析経過・透析条件含む)が必要です。ご質問等については、当院へ直接お問い合わせいただいても構いません。事前面談も可能です。

※基本的には、満床の場合を除いて皆さま受け入れ可能です。

当院透析外来の特徴

設備の紹介

当院では、透析患者様専用の入り口・通路を設けております。内科患者様と動線が被らないため、透析室までの移動がスムーズです。

また、コロナ禍の経験を踏まえ、

  • 手をかざすだけで操作可能な非接触式エレベーター
  • 顔認証装置を用いたスムーズな体温・体重測定
  • 換気をより一層強化した透析個室

など、感染症対策にも力を入れております。

その他、もし自分が通うとしたらこうあって欲しいという観点から、

  • 特注ベッド、寝心地の良いマットレス
  • 透析中に風のあたらない空調設備
  • 「寒い」「暑い」を極力なくせるような高断熱性
  • 無料Wi-Fi
  • カード式テレビ

などを採用・導入し、快適性を高めました。

透析検査

当院では、概ね下記の内容で検査等を行っております。CTMRI、内視鏡検査等が検討される場合は、他院へご紹介させていただきます。

毎月
  • 血液検査
  • 胸部レントゲン
  • フットケア
  • シャントスコアリング
1
  • 心電図
  • 血圧脈波
  • 骨密度
  • 便ヘモグロビン
  • 腹部エコー
  • 心エコー
適宜
  • シャントエコー
  • シャント血流量
  • その他必要な検査

栄養指導

食事は生きるために必要なだけでなく、生活を豊かにしてくれる楽しみでもあります。

腎機能が悪いと、水分はもちろん、カリウム、リン、塩分等の過剰摂取にも注意が必要になりますが、当院は「量にさえ気をつければ食べていけないものはない」という立場です。

極端な飲水制限を課したり、頭ごなしに「あれも駄目、これも駄目」と否定したりするのではなく、管理栄養士による栄養指導を行いながら、各患者様にとっての現実的な落とし所を見つけられればと考えております。

無料送迎サービス

当院では、運転免許証返納後の方など、通院手段をお持ちでない方を対象とした無料送迎サービスをご用意しております。

送迎可能エリア・時間帯に制限はございますが、需要に応じて適宜見直していく方針です。ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

  • 対象エリア:当院から車で片道約30分以内
  • ご利用に必要な条件:自力で安全に乗降できること
  • 車種:ハイエース福祉車両(乗降時フットステップ、手すりあり)

20255月時点

少し専門的なお話

命をつなぐ「血液浄化」

腎臓の役割と透析療法

腎臓には様々な役割があります。余剰な水分や老廃物を尿として排泄するだけでなく、赤血球を増やすエリスロポエチンを分泌したり、カルシウムの吸収を促進する活性化型ビタミンDを作ったりもします。
普段はあまり目立ちませんが、裏方として色々な仕事をこなして全体を支える、調整役のような臓器といえます。
こうした腎臓の機能が破綻してきた状態が「腎不全」であり、特に、もうほとんど腎機能が残っていない状態を「末期腎不全」と呼びます。

末期腎不全では、尿が十分に作られないため、水分をとりすぎるとむくんでしまいます。赤血球も十分に増えず貧血気味になり、カルシウム値は低下します。代わりに、本来は体の外に出したいはずの老廃物が蓄積していきます。
こうした末期腎不全の状態が続くと、人間は生きていくことができません。生命維持に必要な、体の恒常性が破綻してしまっているからです。

そのため、腎臓の機能を代替する治療法である、透析療法が必要になるのです。いわゆる「透析」は、腎臓の代わりに血液を綺麗にし、体のバランスを整える治療法です。

透析療法の種類

透析には大きく分けて、2つの種類があります。

血液透析

血液透析器(ダイアライザー)により血液中の老廃物や余分な水分を取り除き、体に戻す方法です。通常、週3回、1回あたり4時間の治療を行います。 1回4時間の透析を受けている人は、4時間未満の人よりも死亡リスクが低いことが報告されているため、当院では4時間以上を標準治療と考えております。

血液ろ過透析

血液透析は小さい物質の除去に優れています。一方、血液ろ過のターゲットは中くらい以上のサイズの物質であり、両方のいいとこ取りをしたのが「血液ろ過透析」です。 血液ろ過透析には、補液バッグに入った薬液を補充液として使うオフライン血液ろ過透析と、清浄化した透析液を補充液とするオンライン血液ろ過透析(OHDF)があります。
オンライン血液ろ過透析では、より多くの老廃物を取り除くことができますが、前提条件として、綺麗な透析液を作成できる設備が必要です。

きれいな水で元気に透析

逆浸透装置W-RO|仙台で人工透析内科をお探しの方透析治療では、透析液を作成する水がとても重要です。当院では、「きれいな水で元気に透析」を実現すべく、最上位の機械設備を導入しました。

当院の透析液は「透析液水質基準」を満たしており、すべてのベッドでオンライン血液ろ過透析(OHDF)が可能です。

逆浸透装置W-RO

逆浸透(RO)装置は、原水中の化学的汚染物質を取り除くための装置です。当院で採用しているW-RO(ダブルRO)には、RO膜が2重についており、一般的なRO装置と比べて純度の高い透析用水を作成することができます。

週3回受ける治療だからこそ、内科的な合併症管理を含めた1回1回の治療内容が大きな違いを生むと考えております。

スタッフ一丸となって、透析医療の質を追求することはもちろん、患者様一人ひとりの考え方・ライフスタイルに合わせた医療を提供できるよう努めてまいります。

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