腎臓内科

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腎臓内科

腎疾患の早期診断・早期治療を目指して

腎臓内科では、腎臓病と、腎臓病に合併・併存する内科疾患の診療を主に行います。

具体的な診療内容としては、

  • 蛋白尿、血尿の評価 → 腎炎スクリーニング、腎生検適応判断
  • 腎機能低下(血清クレアチニン値上昇、eGFR低下)の評価
  • 浮腫(むくみ)の鑑別
  • 総合病院で治療後の腎炎・腎症の経過観察
  • 併存する内科疾患(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)の管理
  • 透析前の腎不全管理、透析導入
  • 腎機能に応じた薬剤投与量の調整
  • ナトリウム、カリウム、カルシウムといった電解質の評価
  • ホルモンが絡む特殊な高血圧の治療

などが挙げられます。

泌尿器科との違い

泌尿器科との区別についてよく尋ねられますが、一言でいうと、外科的な処置・手術が検討される尿管・膀胱・前立腺・腎(腫瘍)などの病気は、外科系である泌尿器科の先生がご専門です。

腎臓内科医は「内科医」のため、高血圧、糖尿病、脂質異常症を始めるとする生活習慣病はもちろん、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患などの内科合併症・併存症の管理が得意です。

腎疾患が疑われたら

健診で尿蛋白陽性を指摘された場合などは、病歴聴取、身体診察に加え、血液、尿、エコー検査などで腎疾患のスクリーニングを行います。その結果、治療可能な腎臓病が隠れている可能性が高そうであれば、「腎生検」という確定診断のための検査が検討されます。

腎生検には3泊4日程度〜の入院が必要なため、検査が勧められる方には、しっかりとご希望を伺ったうえで、総合病院の腎臓内科をご紹介させていただきます。すべての方が腎生検の適応となるわけではなく、あくまでも組織診断をつけるメリットがある場合に限られることにご留意ください。

なお、腎生検は腎臓に針を刺して組織を採取する検査手技ですが、宮城県内では、外科系ではなく腎臓内科が担当しているケースがほとんどです。

当クリニックの院長も、総合病院勤務時は、腎炎スクリーニング→腎生検適応判断→腎生検→組織評価→治療・外来管理という一連の流れを日々行っておりました。

腎臓内科医の役割

慢性腎臓病が社会問題として認識されつつある昨今、腎臓内科医が果たすべき役割は大きいといえます。 しかし、仙台市内全域で見ても、腎臓専門医の数はそう多くありません。紹介状なしで気軽に受診できる診療所の腎臓専門医となると、さらに少なくなります。

腎機能は、一旦低下すると、急性のものを除いて基本的には元に戻らないため、早期に異常を捉え、確定診断・治療につなげることが求められます。

当クリニックは、透析導入に至る方を極力減らせるよう、生活習慣病の合併症としての慢性腎臓病の予防・内科的管理に力を入れております。また、治療可能な腎疾患を見逃さず、総合病院の腎臓内科へスムーズに引き継ぐのも重要な役割であると認識しております。

尿検査で異常を指摘された方や、腎機能が心配な方だけでなく、泌尿器科とどちらを受診すればいいか分からないという方も、まずはお気軽にご相談いただけると幸いです。

よくあるご相談事例

勤務医時代は、次のようなご相談を度々いただいておりました。

  • 腎機能を不安に思っていたが、なかなか専門医にたどり着けなかった
  • 生活習慣病の治療中、いつの間にか腎臓が悪くなっていた
  • 透析を受けるか否かの決断を突然迫られることになった
  • 腎機能を考慮した薬剤調整が行われておらず、副作用が出た
  • 水を沢山飲むよう指導され、電解質バランスが乱れた/むくんできた。

今後は、診療所の医師として早期に介入することで、こうしたケースをできるだけ減らしたいと考えております。

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